メタ認知研究 · 文献横断レポート
「できた気がする」は何点ぶんズレるのか
メタ認知の校正研究を使い、予想点と実際の点数の差を学習記録で扱う方法を考える。
問い:自信は成績予測として使えるのか
メタ認知研究でいう校正とは、学習者の見込みと実際の成績の対応である。校正を改善する学習方略介入のメタ分析は、改善可能性を示す一方、対象や測定法で効果が変わる。
自信が高いこと自体を良い状態とみなさず、予想と結果の差を観察対象にする。
方法:予想点を通知の代わりにしない
テスト前の予想、解答直後の確信、採点後の結果は別の時点の情報である。記録ではどの時点の判断かを残さなければ、後から差の理由を読めない。
フィードバック研究と組み合わせると、差は性格診断ではなく、次にどの問題形式を練習するかを考える材料になる。
結論:過信も過小評価も、観察から始める
研究は校正が固定された才能ではなく、学習方略と関係する可能性を示す。だから点数を責める材料ではなく、予測の精度を育てる記録として扱う。
個人の確信度から能力を診断することはしない。反復した自己記録に限って、本人が傾向を読むために使う。
参考文献
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