学習科学 · 文献横断レポート

小テストは復習より効くのか:効果が変わる条件を読む

222研究を統合したレビューを、反復・訂正・形式・タイミングの条件へ分解する。
効果を変える条件
反復何度テストするか
訂正誤答をどう直すか
整合練習と本番の近さ

問い:小テストなら何でもよいのか

教室でのテスト効果を統合したレビューは、小テストが成績を高める傾向を報告する一方、訂正フィードバック、反復、形式、時期で効果が変わると述べる。

したがって「毎日クイズを出せばよい」という処方箋にはならない。何を思い出し、何を訂正し、次に何を練習するかを分ける必要がある。

この節の参照文献:[1] [2] [3] [4]

比較:頻度だけを増やさない

別のメタ分析では、頻度・試験の重み・フィードバックの組合せを分析している。頻度を上げることと、学習者の負担を増やすことを同じにしないため、短い確認と振り返りを一つの循環として設計する。

記事では研究の平均効果を個人の予測値として出さず、どの条件が研究間で異なったかを図にする。

この節の参照文献:[1] [2] [3] [4]

結論:テストは採点だけの道具ではない

テストを思い出す練習と捉えるなら、記録すべきなのは正誤だけでなく、誤った理由と再試の時期である。

ただし対象研究の多くは授業内の介入であり、個人用アプリの効果を直接示すものではない。

この節の参照文献:[1] [2] [3] [4]

参考文献

APA第7版形式。本文中の角括弧の番号は、この一覧の文献番号に対応します。直接引用は行わず、研究の方法・結果・限界を要約しています。

  1. Wisniewski, B., Zierer, K., & Hattie, J. (2020). The power of feedback revisited: A meta-analysis of educational feedback research. Frontiers in Psychology, 10, 3087. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2019.03087
  2. Yang, C., Luo, L., Vadillo, M. A., Yu, R., & Shanks, D. R. (2021). Testing (quizzing) boosts classroom learning: A systematic and meta-analytic review. Psychological Bulletin, 147(4), 399–435. https://doi.org/10.1037/bul0000309
  3. Phelps, R. P. (2019). Test frequency, stakes, and feedback in student achievement: A meta-analysis. Evaluation Review, 43(3–4), 111–151. https://doi.org/10.1177/0193841X19865628
  4. Gutierrez de Blume, A. P. (2022). Calibrating calibration: A meta-analysis of learning strategy instruction interventions to improve metacognitive monitoring accuracy. Journal of Educational Psychology, 114(4), 681–700. https://doi.org/10.1037/edu0000674