追跡されないQRコードとは?静的QRと動的QRの違い

読み取り後の経路
静的QR 端末 → 目的地
動的QR 端末 → 中継サーバー → 目的地
判断材料 読み取り先URLを見る

同じ模様でも、中で起きることは違う

QRコードを作るとき、多くの人は違いを意識せずに使っていますが、仕組み上「静的QR」と「動的QR」の2種類に分かれます。この違いを知らないまま使うと、意図せず自分の情報が第三者に渡ってしまうことがあります。

静的QRは、URLやテキストなどの情報をそのままコードの模様に変換したものです。スキャンした端末がコードから直接情報を読み取るだけなので、生成した業者のサーバーを経由する通信は発生しません。つまり、誰がいつスキャンしたかという情報が外部に送られることはありません。

便利さと記録される情報を比べる

「動的QR」はQRコード自体の規格名ではなく、短い中継URLを埋め込むサービス上の呼び方です。模様だけを見て静的か動的か断定することはできず、読み取った先のURLと提供者の説明を確認する必要があります。

一方の動的QRは、コードの中身が「短縮URL」になっていて、スキャンすると業者のサーバーにアクセスしたうえで本来の行き先にリダイレクトされる仕組みです。この方式だと、あとから行き先を変更できる利便性がある反面、スキャンされた日時・回数・場所などのアクセスログが業者側に記録・収集されます。

SNSのプロフィールリンクやWiFiパスワードなど、個人情報に関わる内容をQRコードにする場合は、この違いを理解したうえで静的QRを選ぶと安心です。QRメーカーで生成するコードはすべて静的QRで、通信を一切行わない設計になっています。

参考資料