「画質を落とさず半分」は、何を意味するか
画像の圧縮には「画質がガクッと落ちる」というイメージが伴いがちです。実際には、圧縮は大きく可逆圧縮と非可逆圧縮に分かれ、可逆圧縮は復元後の画素が元とまったく同じになりますが、削減できる幅には限界があります。一方、非可逆圧縮は見た目への影響が小さい情報を捨てることで、大幅にファイルサイズを減らせます。
「劣化なし」とうたわれる圧縮の多くは、数学的に元画像と完全に同一という意味ではなく、通常の表示サイズで見る分には気づきにくい、という意味で使われています。この違いを知っておくと、圧縮結果への過度な不安や過信を避けやすくなります。
人の目が気づきにくい情報を減らす
写真データには、人間の目では判別しにくい細かい色の違いや、圧倒的に高い解像度による余剰な情報が多く含まれています。これらを適切に削ることで、ぱっと見の画質を保ちながら容量だけを削減できます。
目標サイズを指定するタイプの圧縮機能を使えば、「どこまで削れば見た目に影響が出るか」というバランスを自動で計算してくれるため、自分であれこれ圧縮率を試行錯誤する必要がありません。SNS投稿用に軽くしたいときも、極端に画質が落ちて後悔する心配が少なくなります。気になる場合は、圧縮前後の画像を実際に使うサイズで並べて見比べてみるとよいでしょう。