六法は六冊ではない。「六法全書」に法律が何百も入る理由

一般にいう六法
公法 憲法
私法 民法・商法
刑事 刑法・刑事訴訟法
民事手続 民事訴訟法

六つの基本法典をまとめた呼び名

近代日本の法体系を学ぶ中心として、憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法が六法と呼ばれました。分類や時代によって説明に差はありますが、「日本に法律が六つしかない」という意味ではありません。

行政法、労働法、知的財産法、社会保障法など、実社会を規律する法令はほかにも多数あります。

六法全書は、用途に応じた法令集

出版社の六法全書は主要法令と関連法令を選び、参照しやすく編集した書籍です。小型の学習用六法、判例付き六法、分野別六法では、収録範囲や注釈が異なります。

紙の法令集には、ある時点の条文を一覧し、関連条文を行き来しやすい利点があります。一方、改正後の最新条文を確認するには更新時点へ注意が必要です。

デジタル法令集でも「いつの条文か」を見る

法律は改正されます。現在のe-Gov法令検索だけで過去の事件を判断すると、当時と違う条文を読んでしまう場合があります。施行日、改正履歴、経過措置を確認する習慣が必要です。

参考資料